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聞き取り調査②-自宅避難者達の結束

2011年7月27日に6回目となる自宅避難者の方々の実態調査を行った。

自宅避難者の主な聞き取り調査のエリアは、野蒜・新東名・大塚地区。

各自治体によって復興ロードマップが策定されているが、必ずしもこれらのロードマップがそこに住む住民の方々の理解が得られているかと言えば、そうではない。

それが東松島市の野蒜・東名地帯の高台移転の問題だ。

ここは仙台から石巻を結ぶJR仙石線の重要な路線となっている場所。


この野蒜・東名の移転問題が絡み、今でもJR線の再開のメドは立っていない。


高台移転に関する小さい問題と思われがちだが、この野蒜・東名間のJR線が復旧しなければ、

実は仙台~石巻間の電車復旧もできない事となる。


前回の調査結果の中で、

高台移転に関して強制力をもった集団移転に関して反対し、署名活動を行っている方の記事を書いたが、

その署名活動も終わり、その署名・嘆願が東松島市市長に提出された。(2011年7月8日)

DSC06853.JPG







この様子は地元の新聞の掲載された。

この話し合いにて決まった事は、東松島市阿部市長は「運河から北に住んでいる自宅避難者の方はそのまま住んでも構わない」という事だったという。

この市長の発言で、自宅避難者の方々も少なからず一安心だったとの事だった。


そしてその後について、7月27日までの動きとしては次のような事柄があったとの事だった。


東松島市としてもJRの沿線は今の沿線のまま復旧してほしい、つまりJRの高台への移転は望んでいないとの事でJR側に打診

↓↓

JR側は「高架橋などの整備には時間も費用も掛かり、また津波を被った現路線に電車を通す事には難色をしてしている」との事。


---------
しかし、時間と費用が掛かると言うが高台移転になれば、それこそ用地買収が大きな問題となり、

これこそもっと時間も費用が掛かり、そのせいでこの奥松島の復興はずっと遅れ、忘れられた場所となるのではないか?という恐れが現地では広がっている。

---------
また、自宅避難者に対して「東松島市としてもJRの沿線は今の沿線のまま復旧してほしい」という市の方からの説明だったが、2011年7月14日付の石巻かほくには以下のような記事が掲載された。


DSC06854.JPGDSC06855.JPG







右は記事を拡大した画像。

拡大画像にある「仙石線北側の標高20メートルの地域を考えている。高台への移転が進めば、海側に線路を通す意味は薄れる」との記事が載る。

「????」

これは自宅避難者に対して出された行政側の意向と真っ向から対立する発言記事であるが、行政側は「こんな事を言っていない」と、自宅避難者側には説明があったという。

自宅避難者の方も「その言葉を信じたい」という事だった。


---------
2011年7月15日付 河北新報


DSC06859.JPGDSC06858.JPG







JR側の難色が記事になったと言えるだろう。だが、この記事の中に「住民不在の場所に駅舎を再建してもしかたがない」

とあるが、私達の調査では住民は少しずつ帰ってきている!!というのが実感だ。

新町では17世帯70人だったのが、20世帯となり、

大塚地区では住民の総意の場である役員会(自治会)にてJRの現状ルートの復帰の嘆願書を提出している。


この記事にあるように「住民不在」というのは、何をもっての根拠なのだろうか?


DSC06873.JPGDSC06874.JPG




<現地の自宅雛者の子ども達が作成したメッセージ>

心からの訴え。野蒜駅に貼られていた。

この状況を見ての発言なのだろうか?と疑問に思うし、私達は何が真実で真実でないのかを、追求していかなくてはならないと思う。

「さて、どちらが真実であるのか?」と。


--------------
ともあれ、自宅避難者の方もこれから市側と協議するため、自宅避難者間でも話し合いのときを持つ必要性がでてきた。

だが、野蒜方面はこのような問題から復興が遅れており、話し合う場所も難航した。

けれども、自宅避難者の方の懸命の働きにより、

これから野蒜駅2階のNマップと呼ばれるところで話し合いのときをもっていきたいという事だった。

これから具体化されていくと思われる。

その為にこの記事を多くの現地の方々に見て頂きたいと願っている。


DSC06872.JPGDSC08141.JPG







津波の被害がそのまま残るJR野蒜駅。この2階に話し合いの場を作るとのこと。
DSC06869.JPGDSC08142.JPGDSC06870.JPG





DSC08143.JPG
野蒜駅内部。足場が傾いたまま。
津波に飲みこまれたであろう鳥の死骸がいくつも散乱していた。





「被災地の現実はまだまだ厳しい。」

これが私の率直な感想だ。



また、被災地での雇用問題も段々だと表面化してきている事を今回知った。

そしてその問題は、ボランティアも一因としてある事実、、、

次回にこの事については触れたいと思う。


(文責:篠澤)
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